松浦成宏さんの貴重なコレクションを紹介している「ジャズ喫茶のマッチ」。
今回は1970年代から80年代にかけて人気を集め、吉祥寺を「ジャズの街」と呼ばれるまでに
押し上げたジャズ喫茶のそろい踏みです。
1960年創業の老舗「ファンキー」。1974年と1975年、映画館スカラ座、日活前(現在はパルコ)にあった頃に訪れていただいたマッチ。コルトレーン、ロリンズなどをよく聴きました。パルコ裏に移転後、私が東京勤務を始めた1981年からも幾度か訪ねました。JBLパラゴンを日本で初めて置いたジャズ喫茶だそうですが、このスピーカーは今も健在、ジャズが流れるダイニングバーとして営業しているようです。(松浦)
ジャズ評論家としても著名な寺島靖国氏が経営する「メグ」。1974年に初めて訪れて以来何度も行きました。スピーカーはJBLオリンパスでした(いまはアバンギャルド)。マッチの絵柄がとても気に入っています。主流派ジャズからクロスオーバーまで、時代とともに流れるものも変遷していきました。いまは夜はライブも行なうジャズ喫茶として健在。(松浦)
「A&F」。店名は「ART」と「FRIEND」から。1981年に初めて訪れてマッチをいただきました。大好きな店で、 狭い階段を登ってビルの2階まで上がりました。JBLとアルテックのスピーカーがあり、JBLの大きな表示が印象に残っています。2002年に惜しまれながら閉店。(松浦)
「アウトバック」。1974年に近鉄デパート近くにあったお店に初めて入りました。カラスのイラストが気にいってます。店内は黒っぽい感じでスピーカーの上にはカラスの剥製が置かれていました。スピーカーはアルテックA-211。現在は移転してお洒落なジャズバーとして営業。(松浦)
近鉄デパート裏、「メグ」の近くにあった「ファミリー」。1974年に初めて訪れ、幾度か訪ねました。店名のように家庭的なレストランのような感じでした。ジャズ評論家のいソノてるヲ氏のレコードコンサートを定期的に行なっていたようです。主流派ジャズが流れていました。スピーカーはJBL。(松浦)松浦さんのジャズ喫茶マッチコレクションは
「シギーのブログ」にもアップされています。
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