1970年代のレアなアイテムを紹介する「ジャズ喫茶のマッチ」シリーズ。
今回も京都の有名店、人気店が並びます。
松浦成宏さんのコレクションから。
京都市寺町通りの「52番街」。1974年に初めて訪れてマッチをいただきました。同志社大学近くのビルの2階にあって学生がたくさんいました。店名はニューヨークのかつてのジャズのメッカ52nd Streetにちなんだものでしょう。コルトレーンなどが流れていました。スピーカーはアルテックA-7。(松浦)
京都市熊野神社電停前の「YAMATOYA」。1974年に初めて訪れてマッチをいただきました。表と裏同じデザインです。アンティークな洒落た感じの店内でした。立命館や同志社などの大学が近く学生が多かったです。席はゆったりと座れ、マイルス・デイヴィスなどが流れていました。当時はスピーカーはアルテックでした(いまはヴァイタボックス)。リニューアルして今も健在です。(松浦)
京都市河原町三条の「ZABO」。1974年に初めて訪れてマッチをいただきました。並んだ二人の絵柄がユニークで気に入っています。地下のお店で、アフリカの木彫りの仮面が数個飾られていたのが印象的でした。フリー系のジャズが流れていました。スピーカーはアルテックA-7。(松浦)
京都市河原町三条の「ビッグボーイ」。1974年に初めて訪ね、その後再訪したのでマッチは2個持っています。入り口に目立つ看板で「Big Boy」があり、地下に入っていきました。店内はかなり広い感じでした。アーチー・シェップなどがかかっていました。スピーカーはJBLオリンパス。2006年に東京・神田神保町に同名の店がオープンしたときに店主に京都の店との関連を尋ねたら、京都のこの店の雰囲気が好きで店名にしたと教えていただきました。(松浦)松浦さんのジャズ喫茶マッチコレクションは
「シギーのブログ」にもアップされています。
編集・楠瀬克昌
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