「ジャズ喫茶のマッチ」シリーズ、今回は松浦成宏さんのコレクションから新宿区内の店を並べました。
いずれも歴史の長い有名な店ばかりです。
JR四谷駅近くの「いーぐる」。ジャズ評論家としても著名な後藤雅洋氏が経営するお店です。1981年に初めて訪ねて以来、何度も通っています。地下に降りる階段には有名なジャズ・ミュージシャンなどのポスターが貼られ、店内にはジャズの本がいろいろ置いてあります。大きなJBLのスピーカーからコルトレーン、マイルス、ロリンズなどが流れていました。夜6時以降はおしゃべりができてカフェバーのようですが、それまでの時間は会話厳禁の昔ながらのジャズ喫茶のスタイルです。いちばん上のマッチは裏表が同じデザインで80年代のもの、下のものはそれより後のものです。(松浦)
高田馬場駅前BIG BOX方向にある「マイルストーン」。1981年に初めて訪ねて以来、何度も通ってマッチをいただきました。改装してからは明るく綺麗で女性でも入りやすそうな店内になりました。棚にはたくさん本が置いてあります。主流派のジャズが心地良い音量で流れていました。スピーカーはいまはJBLオリンパス。(松浦)
高田馬場の「イントロ」。1976年に国鉄(JR)近くの同店に初めて入りました。その後再訪してマッチをいただきました。チャーリー・パーカーの絵柄がお気に入り。地下1階にあり黒っぽい雰囲気でジョン・コルトレーンがかかっていました。コルトレーンのアルバムは全部揃えているようです。スピーカーはJBLプロ4560。いまは以前よりも店内は明るくなり、バータイムもありますがライブセッション中心の店として健在。(松浦)
新宿区、早稲田大学近くの「モズ」。昭和30年(1955 年)創業の古い店。初めて入ったのは1981年で、再訪してママさんからマッチをいただきました。狭い階段を上がると2階の店内は暗く、早稲田の大学生らしき人たちがいました。風格のあるジャズ喫茶でソニー・スティットなど渋い演奏が流れていました。1994年にすぐ近くに移転してジャズバーのようになってからも訪れましたが、2003年に閉店したようです。(松浦)
松浦さんのジャズ喫茶マッチコレクションは
「シギーのブログ」にもアップされています。
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