1970年代のレアなアイテムを紹介している「ジャズ喫茶のマッチ」シリーズ。
前回に続いて今回も松浦成宏さんの地元、愛媛県のジャズ喫茶の稀少品、珍品と
惜しくも今秋に閉店がきまった高知県高知市の「アルテック」のマッチを紹介します。
松山市湊町の「デュエット」。1974年頃から市駅前にある店に訪れ、2種類のマッチをいただきました。当時は勝山町駅の近くにも姉妹店があって、コルトレーンのヴィレッジ・ヴァンガードのライブがよく流れていました。市駅前店は地元ではスパゲティの店として有名でいまも健在。BGMとしてジャズを流しています。2階には大きなスピーカーが置いてあります。（松浦）
平均視聴率45.8%という国民的人気を集めたNHK朝の連続小説ドラマ「おはなはん」にちなんだ「おはなはん通り」で知られる愛媛県大洲市にあったジャズ喫茶＆スナック。1977年頃に訪れました。マッチの裏に「リクエストタイム」と書かれています。ドラムセットが置いてあった小さな店でした。（松浦）
今治市の「マニアナ」と「セロニアス」のマッチ。1963年創業の「マニアナ」はいまも健在で昭和レトロな雰囲気にあふれた店内が人気ですが、かつては「セロニアス」という姉妹店がありました。マッチは1977年頃から何度か訪れていただきました。（松浦）
高知県高知市北本町の「アルテック」。1977年頃から高知駅近くの通り沿いにある「ヤングプラザ」というビルの2階にあるここをよく訪ねました。かなり広いスペースでゆったりと座って主流派ジャズを聴けました。ヤマハのグランドピアノが置いてあり、ここでビル・エヴァンスのライブが行なわれたこともあるそうです。スピーカーはもちろんアルテック。今年の秋、「ヤングプラザ」の解体により、閉店となることが決まっているそうです。（松浦）
松浦さんのジャズ喫茶マッチコレクションは
「シギーのブログ」にもアップされています。
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