第1回 初夏の北海道をゆく

第1回 初夏の北海道をゆく

稚内 そして名古屋へ

JR稚内-ジャズ喫茶案内©jazzcity

2014年6月17日(火)

午前5時過ぎに起床。チェックアウト。

駅前のコンビニで朝食用のサンドイッチなどを買い、小雨の降るなか、稚内ではいちばん飲食店の多い「中央町」を北に向かって歩いてゆく。街は碁盤目状に区画整理されていて、通りは簡素で飾り気がなく、外国の小さな港町とよく似た雰囲気だ。

06:00 トモエ

日本最北端、そして日本で最も営業時間が早いジャズ喫茶「トモエ」。

しかし、厳密にはもうジャズ喫茶とは呼べないかもしれない。往時の名残りを店内のそこかしこから感じながら、ゆっくりとモーニングコーヒーを飲んだ。これで予定の取材はすべて終了だ。

◎トモエの取材記事はこちら◎


  • 07:10 稚内 JR宗谷本線スーパー宗谷2号
  • 11:04深川
  • 11:14 深川 JR千歳線スーパーカムイ18号(札幌からエアポート122号)
  • 13:01 新千歳

「トモエ」を出て急ぎ稚内駅へ。

せっかく日本の最北端までやってきたのだが、宗谷岬などを回るほどの余裕はなかった。家人は昔、利尻島まで行ったことがあるというので、今回はまぁいいかとあきらめた。

なんとか朝一番の特急に間に合う。往路は夜だったので車外の景色は真っ暗で何も見えなかったが、復路のいまは、宗谷本線と並行して走っている天塩川が脇にずっと見える。ひたすら南へと下り、深川で乗り換えて新千歳空港まで。

空港でチェックインのために手荷物検査をしようとしたとき、まずいことに気がついた。

火薬類のマッチは1人3個までしか機内に持ち込めないのだという。取材で訪れた店からいただいたマッチの数は全部で10個ぐらいあったのだが、夫婦で6個までが限度なので、持ち込めない分は泣く泣くここで捨てることにした。

後日気づいたのだが、火薬のついたマッチ棒だけを捨てて箱は持ち込めばよかったのかもしれない。

釧路の「ジス・イズ」のマッチは、近い将来また再訪できると思っていたので、捨ててしまったのだが、今は閉店となり、もう二度と手にすることはできない。

空港の待合いロビーからツィッターでマッチを処分したことをつぶやいたら、見ず知らずのおじさんから「バカですか?」とコメントをいただいた。

  • 15:05   新千歳空港    ジェットスターJJP184便
  • 17:00   中部国際空港

新千歳から中部国際空港までは2時間弱。またたく間に日常の風景に舞い戻った。

北海道8泊9日のジャズ喫茶巡礼が終わった。(了)

 

 

「ジャズ喫茶案内」運営管理人。1959年生まれ。高知県出身。ジャズ喫茶初体験は18歳。ジャズライブ初体験は1978 年、 ジャズ喫茶「アルテック」(高知)でのビル・エヴァンス・トリオ。東京での出版社勤務を経て2013年、名古屋移住。jazzcity代表。

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