第1回 初夏の北海道をゆく

第1回 初夏の北海道をゆく

釧路・帯広

釧路-ジスイズ-カウンター-ジャズ喫茶案内©jazzcity

2014年6月14日(土)

  • 07:46 小樽 JR函館本線快速エアポート
  • 08:33 札幌
  • 08:51 札幌 JR根室本線スーパーおおぞら3号
  • 13:14 釧路

朝早く小樽を出て、札幌で乗り換えて釧路まで約5時間ちょっと。ひたすら移動。「946(クシロ)」という大きなネオンサインが飾られた駅ビル出入り口から駅前に出てホテルへ。

これまでの都市とは違い、駅前だが人通りは少なく、ちょっと寂しい感じ。

「スーパーホテル釧路」へチェックイン。最近全国的に広がっている、こぢんまりとして機能的なビジネルホテルチェーンだ。エレベーターホールの隣にコインランドリーがあるのを確認して、夜はここで洗濯をしなくてはと思う。

駅前から釧路川に向かってまっすぐ伸びる「北大通り」を約1キロ歩いたところに釧路いちばんの飲み屋街、末広町がある。

取材予定の「ジス・イズ」はこの地域のいちばん外側の公園の前にある。店まで数十メートルの近くに美味そうな豚丼専門店をみつけたので、ここで昼食をとって腹ごしらえをすることに。

14:00 ジス・イズ

1969年に創業した「ジス・イズ」は、北海道の中でも人気のあるジャズ喫茶のひとつ。

マスターの小林東(あずま)さんが病に倒れたあといったん閉店するが、店の常連だった波多野耕氏が代表を務める福祉事業会社「EST」が、小林マスターから店のすべてを借り受けて「ジス・イズEST」として2013年6月に営業を再開していた。

ジャズ喫茶のクラシックなスタイルが今もそのまま残されているのは、北海道ではこの「ジス・イズ」ぐらいだろう。

療養中の小林マスターに会うことはできなかったが、釧路から全国に向けて気を吐いていた往時の片鱗を垣間みることができた。

しかし取材後の2015年に入って、復活に尽力した波多野氏が病に倒れ、「EST」の経営が悪化して事業は停止、2015年の夏、「ジス・イズEST」は完全廃業に追い込まれることになった。

もう復活はないという。

店のレコードやオーディオなどはすべて小林マスターのもとに返却され、釧路の名店は多くのファンに惜しまれながらその歴史を閉じた。

※「ジス・イズ」店主小林東さんは2017年1月19日、永眠されました。享年73。

 

釧路-ジスイズ-アルテック-ジャズ喫茶案内©jazzcity

釧路-ジスイズ-壁-ジャズ喫茶案内©jazzcity

釧路-ジスイズ-レジ-ジャズ喫茶案内©jazzcity

釧路-ジスイズ-カップ-ジャズ喫茶案内©jazzcity

  • 19:00 釧路 JR根室本線スーパーおおぞら12号
  • 20:32 帯広

「ジス・イズ」取材のあと、スーパーおおぞらで帯広へ。

帯広で1件取材を済ませたあと、また釧路にとんぼ帰りの予定だ。往復3時間。夕食はスーパーおおぞらの車内で弁当ですませる。

20:40 PAGE1

ジャズバー「PAGE1」は帯広駅前の広場を抜けて最初の通りを渡ってすぐのところだ。JRの駅にこれほど近いジャズバーは全国的にも珍しい。

大理石を模した壁に店名が大きくライトアップされた1階入り口をくぐり2階に上がって店内に入ると、カウンター横に据えられたターンテーブルや壁に飾られたレコードジャケットから“ホンモノ感”がびんびん伝わってくる。

帯広に宿をとるならこの店の前のホテルにチェックインするのがいいだろう。時間を気にせず遅くまで飲める。

◎PAGE1の取材記事はこちら◎


 

  • 22:21 帯広 JR根室本線スーパーおおぞら11号
  • 23:56 釧路

最終の特急で釧路にとんぼ帰り。ホテルに戻ったのは0時半ごろだったが、深夜のためか、ちょうどコインランドリーが空いていた。急いで洗濯。眠りにつけたのは午前2時近くだった。


「ジャズ喫茶案内」運営管理人。1959年生まれ。高知県出身。ジャズ喫茶初体験は18歳。ジャズライブ初体験は1978 年、 ジャズ喫茶「アルテック」(高知)でのビル・エヴァンス・トリオ。東京での出版社勤務を経て2013年、名古屋移住。jazzcity代表。

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